サラダ油は火を近づけても燃えない理由は？火をつける方法はある？！

サラダ油は火をつけても燃えない理由！

ガソリンや灯油は燃えるがサラダ油が燃えないのはなぜ？

私たちのイメージでは
油＝燃える
と思いがちですよね。

ですが、サラダ油に限らず
バターも油（脂）ですが、
これも直接燃えません。
しかし、灯油やガソリンは
火をつけると燃えます。

その理由は
引火点が関係しています。

サラダ油の引火点

引火点とは火を近づければ燃え出す温度
のことです。
それに対して
着火点とは油自体が燃え出す温度のこと
を指します。

サラダ油などの食用油は
引火点が300℃以上と言われています。
つまり、常温の状態で
サラダ油にライターの火を近づけても
火が付くことはありません。

たまにてんぷら油を火にかけたまま放置し、
火災になってしまうケースがありますが、
それは着火点である370℃以上に
油が加熱されてしまうからです。

ガソリンや灯油の引火点

ちなみに
ガソリンの引火点はー40℃以下
灯油の引火点は40～60℃です

そのため、ガソリンは
簡単に火がついてしまいますので、
取扱に注意が必要です。

サラダ油に火をつける方法はある？！

先述の通り、
サラダ油に直接火を近づけても燃えません。

ですが、サラダ油を使って
火をつける方法はあります。

出典：https://www.nhk.or.jp/

アルミホイールでサラダ油を入れた容器を囲い
サラダ油を沁み込ませた紐に火をつけると燃えます。

出典：https://www.nhk.or.jp/

サラダ油でランプを作る方法が
動画で紹介されていますので
ご紹介します。

動画はいかがでしょうか？
この技はキャンプにも使えますし、
停電したときなど、
災害時において灯りが欲しい時にも
役に立ちそうですよね。

このようにバターに紐や紙のこよりと突き刺し、
そこに着火しても燃えます。
ロウソクの原理と同じなんですね。

つまり、常温において
サラダ油は単体では燃えないが
サラダ油が沁みている可燃物は燃える
ということです。

まとめ

• ガソリンや灯油は燃えるがサラダ油が燃えないのは引火点の違い
• ガソリンの引火点はー40度以下。
• 灯油の引火点は40～60℃
• サラダ油の引火点は300℃以上

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