2021年9月2日、
池袋暴走事故の飯塚幸三被告に対して
禁錮5年の実刑判決が下されました。
求刑7年に対して
禁錮5年が短いとも話題になっていました。
そこで、
飯塚幸三被告は控訴するのか?
禁錮と懲役の違いは何か?
気になって調査したので、
皆さんにご紹介していきます。
飯塚幸三(池袋暴走事故)は控訴する理由
飯塚幸三(池袋暴走事故)の報道の内容
おととし、東京・池袋で親子を含む
11人が死傷した事故の裁判で、
東京地裁はさきほど、
旧通産省工業技術院の元院長で
90歳の飯塚幸三被告に
禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。
裁判で検察側は、
過失運転致死傷罪の法定刑で
最も期間の長い禁錮7年を求刑、
飯塚被告は、無罪を主張していました。引用元:https://news.tbs.co.jp/
飯塚幸三(池袋暴走事故)は無罪を主張
飯塚幸三被告は、
無罪を主張していました。
その理由については、
「ブレーキを踏んだのに加速した。
車の電子系統に不具合が発生した」
といったように、
車に欠陥があったと主張していました。
しかし、検察側は事故の原因について
「事故の原因はアクセルとブレーキの踏み間違いだった」
という証言から、
飯塚幸三被告の過失であるとしていました。
飯塚幸三(池袋暴走事故)は控訴する!
今回判決が出されたのは
東京地方裁判所です。
無罪を主張していたことから、
飯塚幸三は控訴すると思われます。
日本の刑事裁判の仕組み
中学校の公民の授業でも習いましたが、
日本の裁判の仕組みは
「三審制」
といって、
刑に不満がある場合、
- 地方裁判所
↓ - 高等裁判所
↓ - 最高裁判所
というように、合計3回裁判することができます。
出典:https://atombengo.com/
上告棄却はあり得る?
飯塚幸三が控訴した場合でも、
高等裁判所が控訴棄却することは
あるのでしょうか?
一審(地方裁判所)の判断に
誤りがないと判断すれば、
控訴棄却される可能性もあります。
控訴棄却される割合は63.5%と言われていて、
今回の池袋暴走事故に関して、
控訴棄却されるかどうかは、
東京高等裁判所の判断によります。
禁錮刑と懲役刑の違いは何?
飯塚幸三被告は
禁固5年の実刑判決を言い渡されました。
禁固とはなんでしょうか??
懲役刑でも禁錮刑でも
刑務所に収監されるのは同じです。
しかし、
懲役刑は労務作業を行わせるのに対し、
禁錮刑は労務作業がありません。
出典:https://www.iaifa.org/kinko-choeki/
禁錮刑のほうが懲役刑より軽い
とされていますが、
一日中何も作業をしないで
収監されているのは
精神的に苦痛を感じます。
そのため、多くの受刑者が
進んで労務を願い出るそうです。
飯塚幸三被告は90歳と
高齢であることから
懲役刑ではなく
禁錮刑を求刑されたようです。
まとめ
- 飯塚幸三(池袋暴走事故)は無罪を主張していた
- 飯塚幸三(池袋暴走事故)は控訴する可能性が高い
- 高等裁判所が控訴棄却する可能性もある
- 禁錮刑と懲役刑の違いは、労務作業の有無
続いて下記の記事をご覧ください。