エタノールとメタノールの違いは?なぜ飲むと危険なのか理由を調査!

ロシアで、メタノール入り密造酒を飲んだ32人が
なくなるというニュースが入ってきました。

エタノールとメタノールは同じアルコール。
しかし、メタノールは飲むと危険で
失明したり、亡くなるケースがあります。

エタノールとメタノールの違いや
危険性について、
気になって調査したので、
皆さんにご紹介していきます。

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エタノールとメタノールの違いは?

メタノールの中毒事件

ロシア南部のオレンブルク州で、
地元で造られた密造酒を飲んだ
住民64人が中毒症状を起こし、
32人が死亡しました。
押収された密造酒には
人体に有害なメタノールが含まれていて、
死亡した住民の体内からは
致死量の3倍から5倍の
メタノールが検出されたということです。
捜査当局は、密造酒の販売に
関わった疑いで9人を拘束しています。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/

 

ロシアといえは極寒の地域であり、
体を温めるために
アルコールを好んで飲みます。
ウォッカが代表的な強い
アルコールですよね。

密造酒ということは
酒税を逃れるために
作られたもののようです。
そして、安価に手に入った
エタノールをアルコール代わりに使用して
中毒事故を起こしてしまったそうです。

 

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エタノールもメタノールの違い

エタノールもメタノールも
両方ともアルコールの仲間です。

エタノールは酒類にも
含まれていて、
飲んでも害はありません
また、手指などの消毒用としても
エタノールが使用されます。

 

しかし、問題なのはメタノールです。
メタノールは燃料として使われる
工業用のアルコール。
そして劇物に指定されています。

 

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エタノールとは?(発酵エタノール)

サトウキビなどの糖質と、
トウモロコシなどのでんぷん質を
発酵して作られます。

お酢の減量やみそ・しょうゆなどの
食品の防腐のために使用されます。
そのため、口にしても問題ありません。
また、消毒用として
薬局やドラッグストアで販売されています。

 

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エタノールとは?(合成エタノール)

原油や天然ガスを原料として
化学合成されて作られます。
主に化粧品や医薬品の原料になり、
食品用とは分けられています。

メタノールとは?

メタノールを大量に摂取してしまうと
視神経にダメージを与えて
失明したり、
最悪の場合は死に至ります。

これだけ聞くと、非常に危険なことが
お判りいただけると思います。
しかし、このような劇薬でも、
薬局やドラッグストアで

「燃料用アルコール」
「メチルアルコール」
として販売されています。

 

 

簡単に手に入り、
「アルコール」
と記載されているので、
消毒用として誤って購入される方も
非常に多いそうです。

ですが、絶対に消毒用として
使用しないようにしてください!!

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なぜ飲むと危険なのか理由を調査!

メタノールはホルムアルデヒドに分解される

メタノールは体内に入ると、
体内の酵素によって分解されて
ホルムアルデヒド
という物質に変化します。

ホルムアルデヒドは
なんとなく聞いたことがある方も
多いのではないでしょうか?
ホルムアルデヒドを含んだ接着剤が、
家の壁紙工事で使用されていて、
それが原因でシックハウス症候群になった
ということを聞いたことがあると思います。

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ホルムアルデヒドは蟻酸に分解される

ホルムアルデヒド自体が有害物質ですが、
体内では最終的に蟻酸に分解されます

 

この蟻酸は一部のアリが
毒として持っている物質で、
これが体内に入ると
皮膚がやけどしてしまったり、
視神経にダメージを与えます。

こういった理由から
絶対にメタノールを飲んではいけません!

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まとめ

  • エタノールもメタノールもアルコールの仲間
  • エタノールは食品の防腐や消毒用として使われる
  • メタノールは劇物であり燃料として使われる
  • メタノールはホルムアルデヒドから蟻酸に分解される
  • 蟻酸は毒性の強い物質

 

続いて下記の記事をご覧ください。