大雪のニュースが多いですね。
2020年には北陸・東北で大雪のため
関越道で最大2000台の車が立ち往生。
2021年1月には北陸3県で大雪のため
福井県の北陸道や富山県の東海北陸道で
車の立ち往生が発生しました。
こういった地域は雪国で走行する車は
スタッドレスタイヤを履いたり、
タイヤチェーンを巻きます。
しかし、太平洋側の地域など
普段雪が降らないところで
雪が少しでも積もってしまうと
そうこうすることができなくなり
大パニックを引き起こします。そこで、
ノーマルタイヤで雪道を走るとどうなるのか
ご紹介します。
ノーマルタイヤで雪道を走るとどうなる?
法令違反
まず、道路交通法に違反します。
沖縄県以外では
積雪や凍結した路面での
「防滑措置の義務」が規定されています。
つまり、スタッドレスタイヤや
タイヤチェーンを使用しないと
道路交通法では反則金として
6,000円(普通車の場合)
が科せられます。
停まらない
JAFが雪道における
ノーマルタイヤのテストを行った動画です
上記動画では時速40km/hからブレーキを踏んで
どれだけの距離で停止できるか
というものですが、
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの比較では
約1,7倍もの差がでました。
そして、タイヤチェーンのほかにも
最近手軽に装着できて安い
「オートソックス」
を使用したテストでも
圧倒的な差が生まれます。
2012年に東京で大雪が降ったときの動画をご紹介します。
車はノーマルタイヤで
時速40km/hの速度で走行。
前の車がブレーキを踏んだため
撮影者もブレーキを踏みますが
停止できずに・・・・
前の車が動かなかったら
確実に衝突していましたね・・・
坂を登らない
次の動画は2013年に東京で大雪になったときの動画です。
最初に写っている黒のミニバンは
FF車(前輪駆動)で
タイヤが空転していますが、
無理やりふかして
なんとか登り切ります。
次の白い商用バンは
FR車(後輪駆動)であるため
動画4:00あたりで車体が大きく傾き
危うく路線バスに衝突しかけます。
悲惨なのは青色の外車(BMW)ですね。
こちらもFR車で全く身動きが
取れなくなってしまいました。
「いや、これってしっかり
道路に雪が積もった場合でしょ?」
「ちょっと積もった程度で
こんな大げさなことにならないでしょ?」
と思った方、次の章をご覧ください。
うっすら積雪でも危険動画で検証
次の動画は2021年1月に
普段滅多に積もることのない
福岡県の山間部の峠道での様子です。
動画を見る限り
前半部分の道路には
うっすらとしか積もっていませんが
それでも坂を登れず
引き返す車が多数いて
渋滞を引き起こしていますね。
まとめ
・ノーマルタイヤで雪道を走るのは法令違反
・ちょっとした坂でも登らなくなる
・うっすらでも危険性は同じ
・ノーマルタイヤしかもっていないなら雪が積もったら車に乗らない!
以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。
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