東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の
森喜朗会長の発言が、世間を騒がせています。
日本オリンピック委員会の会議で
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
と女性蔑視とも取られる発言をしたとして
批判の的となっています。
この女性蔑視報道は日本だけではとどまらず、
海外でも報道されるほどの騒動となっています。
なぜ辞任しないのか？
辞任させる方法があるのか？
それについては下記でご紹介しています。
併せて読みたい↓
森喜朗氏の女性蔑視発言に関する報道内容
森喜朗会長は元総理大臣ということもあり、
海外でも取り上げらる事態となりました。
ただでさえ、東京オリンピックに関しては、
新型コロナウイルス感染拡大のために、
2021年に延期されましたが、
そもそも開催できる間も危ぶまれていて、
世界から注目の的となっています。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長（83）が3日、日本オリンピック委員会（JOC）の評議員会で行った「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」などの女性蔑視ともとれる問題発言が朝日新聞など複数のメディアで報じられたが、その波紋が海外に広がり、米メディアもこの問題を次々と伝えた。
ニューヨークタイムズ紙は「東京五輪会長が会議で女性の制限を示唆」との見出しを取り「日本の元首相の森喜朗氏が、会議では女性の発言時間を制限する必要があり、それをしないと『終わらないだろう』と発言した」と問題発言を伝えた。引用元：THE PAGE
この発言のきっかけは、
過去に日本ラグビー協会での進行の際に、
女性が発言すると時間がかかった
という経験から発言したようです。
一部の報道では、森喜朗会長の発言に関して
「国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりですから、お話も的を射たご発信をされて非常に我々も役立っている」
とも発言していますが、
女性蔑視の発言のほうがインパクトが大きく、
マスコミもこぞって取り上げる事態になりました。
この問題としては、「女性は〇〇だ」という
レッテルを貼ってしまったことが大きいですね。
もし仮に百歩譲って、
実際に女性が発言することによって、
会議の時間が長くなったとしたら、
それは女性が問題なのではなく、
会議の進行の仕方自体に
問題があるのではないでしょうか？
そして、それを公の場で
「女性は〇〇だ」
と発言する必要はそもそもありませんよね。
ちょっと考えれば
「この発言を言ったらまずい」
といったように自制が働きそうなものです。
どうやら、森喜朗会長は
- 空気が読めない
- 発言を慎重に行わない
- 時代錯誤の考えの持ち主
としか、思えません。
森喜朗会長は今回だけではなく
総理大臣時代にも問題発言を繰り返し、
支持率も一桁まで落ち込む
という黒歴史を持つ人物です。
辞任の可能性が明らかに！
2月4日の毎日新聞での取材で、
森喜朗会長が取材に応じました。
辞任に関して可能性があると話していて、
おそらく近いうちに辞任会見が
開かれえる可能性が高いです
そのうえで森会長は自身の去就に触れ、「責任を果たさなければならないと思っているが、辞任を求める声が強くなれば、辞めざるを得ないかもしれない」と、辞任の可能性に言及した。
引用元：毎日新聞
結果的には、
辞任する覚悟だった森喜朗会長ですが、
武藤敏郎事務総長によって説得され、
辞任はしませんでした。
その経緯についてはこちらをご覧ください。
森喜朗氏、女性蔑視発言で辞任要求でクビ？
森喜朗会長の女性蔑視の関連ワードがトレンド入り
この問題発言において、
森喜朗会長の辞任を求める声が高まっています。
Twitterでは
#森喜朗氏は引退してください
#わきまえない女
#森喜朗氏の退任を求めます
といったハッシュタグもトレンド入りするほど
大きな騒動となっています。
森喜朗会長の辞任を求めるツイート
Twitterでは、日に日に森喜朗会長の辞任を
求める声が高まっています。
「わきまえてらっしゃる」発言は「女性がいると会議が長引く」、「女性は競走意識が強い」より個人的にキタね。
「わきまえてる」。
こんなに差別的な言葉があろうかね。
森は天才的に感じが悪いね。#わきまえない女#森喜朗氏は引退してください#森喜朗氏の退任を求めます— ナツメグ・カルダモン (@nutmegcardamom) February 3, 2021
東京オリンピック組織員会へ、
森喜朗会長の辞任を直接求めるような
ツイートも見られていて、
組織委員会には相当な数の
苦情が入っているようです。
このままでは、この問題は沈静化する流れは見えず、
組織委員会も、森喜朗会長も、
謝罪コメントを出したり、
記者会見を開くなどといった、
何かしらの対応がないと、
収拾がつかないと思われます。
ちなみに、こういう時Twitterでの発信も重要ですが、本人やその周りは見ていないことも多いので、直接「辞めるべきだ」という声を届けることも重要だと思います。以下が組織委員会の問い合わせフォームと電話や郵便での問い合わせ先です。#森喜朗氏は引退してください
▶️ https://t.co/ldd7TnVcte pic.twitter.com/DZy3JjAsmV
— 松岡宗嗣 (@ssimtok) February 3, 2021
騒動はとどまることを知らず、
世界のニュースを発信するロイター通信までも
森喜朗会長の女性蔑視発言に
関する記事を公開しました。
このままでは、日本の恥にもなりかねません。
Thanks to Reuters.
ロイター通信、ありがとうございます！＼(^^)／#性差別発言 #森喜朗氏は引退してください #Tokyo2020 https://t.co/UVqTgo1ndA— ばすちゃん (@buschanpiksi) February 3, 2021
森喜朗氏の過去の問題発言もヤバすぎる！
「日本は天皇を中心とした神の国」
2000年の総理大臣時代に発言。
「日本の国、まさに天皇を中心にしている神の国であるということを国民のみなさんにしっかり承知していただく」
「あの子、大事なときは必ず転ぶ」
2014年に開催されたソチオリンピックの
浅田真央さんに対するコメントで、大きな批判を浴びました。
「大阪は痰ツボ。金儲けだけを考えて、公共心のない汚い町」
自民党京都府連のパーティで、
プライドの高いことで有名な
京都府民へのリップサービスとして発言。
大阪府民からバッシングを浴びました。
「ゴルフが悪いことなのか」
2001年2月、総理大臣を辞任する直前に発生した
「えひめ丸沈没事故」の対応。
ゴルフ場で事故報告を受けた後も
プレーを続けたことに対して、
マスコミから批判されたときに発言。
総理を辞める大きなきっかけにもなりました。
他にも調べてみると、
膨大な量の問題発言や失言が見られ、
調査すればするほど
「よくこんな問題発言をした人物が、
国の重要ポストを歴任したり、
組織委員会の会長に選ばれたなぁ。」
とあきれ返ってしまいます。
それだけ、
裏での権力を持っている
ということでしょうか。
東京オリンピックの開催自体も危ぶまれていますが、
そもそも森喜朗会長の立場自体も非常にもろくなっています。
国民の声がどこまで届くのか、
この対応次第では、政治不信にもつながりかねず、
問題をたくさん抱える菅政権にとっても、
大きな足かせになっていますね。
先日は菅総理の長男である
菅正剛さんの疑惑も明るみになりました。
その疑惑の詳細は、下記の記事をご覧ください。
今後の政権の対応に注目が集まります。
まとめ
・森喜朗会長の女性蔑視発言が世界的にも批判の的
・森喜朗会長は総理大臣時代にも問題発言多数
・Twitterでは「#わきまえない女」などがトレンド入り
以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。
