2020年12月16日、かつで日本でも大人気となった韓国人歌手BoAさんが、日本で処方された向精神薬を韓国に違法に持ち込もうとしたとして、韓国検察から事情聴取を受けるという事態に発展しました。
最近のBoAさんの活動内容は?
なぜ向精神薬を持ち込もうとした?
違法な点とは何か?
ご紹介していきます。
プロフィール
・名前:BoA
・本名:權珤雅(クォン・ボア) ・生年月日:1986年11月5日 ・出身地:大韓民国 ・デビュー:2000年 ・日本での事務所:avex |
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1998年、韓国の大手芸能事務所のオーディションを
受けるお兄さんについていったところ、
お兄さんではなくBoAさんがスカウト
されたことがきっかけです。
そこから世界進出を計画し、
日本語や英語のレッスン、
そして歌やダンスのレッスンを
受けることになります。
そして日本では2001年にデビューし、
一躍有名歌手として売れることになります。
自慢のダンスを披露するPVは印象的でしたが、
この「メリクリ」ではダンスではなく
楽曲と歌唱力が絶賛されることになりました。
報道内容
所属事務所とはavexではなく、
BoAさんが籍を置いている
「SMエンターテインメント」かと思われます。
その日本支社のスタッフが向精神薬を日本で入手し、
それを韓国のBoAさんに送ったようですね。
【ソウル共同】韓国検察は16日、日本で処方された向精神薬を違法に韓国に持ち込もうとしたとして、日本でも人気の韓国人女性歌手BoAさんから事情を聴いた。複数の韓国メディアが17日報じた。BoAさんの所属事務所は事実関係を認めた上で「無知によるミスだ」と釈明している。検察は故意性の有無などを調べた上で起訴するかどうかを決める方針。
報道や所属事務所によると、BoAさんは最近韓国で睡眠薬の処方を受けたが、副作用が出た。このため、所属事務所の日本支社社員がBoAさんが以前服用していた薬を日本で入手し、韓国側の職員に送ったが、通関過程で発覚したという。
~引用元:KYODO
また、向精神薬とは「ゾルピデム」とされています。
事務所の公式発表
韓国のSMエンタテインメントによる公式発表の全文です。
こんにちは、SMエンタテインメントです。
今日報道された所属アーティストBoAに関連した内容について、当社の立場を申し上げます。
今回のことは貿易、通関業務などの知識がなかった当社の海外支社の従業員のミスが原因で発生したことで、まずこれによりファンの皆さんはもちろん、多くの方々にご心配をおかけして誠に申し訳ありません。
海外支社の従業員が、正式な輸入通関の手続きをせずに医薬品を郵便で発送したのは事実ですが、不法に搬入しようとしたのではなく、無知による間違いでした。これについての詳細経緯を申し上げたいと思います。
BoAは最近の健康診断の結果、成長ホルモンの低下により、十分な睡眠が必要だという医師の診断を受けて、医師の勧めにより処方された睡眠薬を服用していました。しかし、めまいや嘔吐など消化器疾患などの副作用がひどく、このような良くない状況について従業員と話をしていました。
それで日本での活動時に共に生活していたことのある従業員が、BoAの健康への心配から過去にアメリカ進出時、短期間に日本とアメリカを行き来した時の時差による睡眠障害でBoAが日本で処方された医薬品に副作用がなかったことを思い出し、新型コロナのために代理人受領が可能な状況であるため、日本の病院で確認をした後に通常の手順を踏んで医薬品を受領しました。
その従業員は、成分表などの書類を添付すれば日本から韓国に医薬品の発送が可能であることを日本の郵便局で確認したものの、海外で正常に処方された薬であっても、韓国では問題になりえるという点を認識できないままに成分表を添付して韓国に向けて医薬品を発送しました。
通関、貿易などの実務、手続きについて知らなかったため、医薬品を扱う輸入をするためには、政府機関の承認を受けなければならないこと、許可された物でも事前申告と許可を得て輸入をしなければならないという事実を全く知らず、問題性を認知できないまま日本の郵便局で成分表を添付すればその医薬品が海外発送が可能であるという案内だけを聞いて、医薬品を発送するミスを犯しました。
最近、捜査機関の連絡を受けた後、本人のミスを知った従業員は、捜査機関に積極的に協力して今回のことについて調査を受けており、再びこのようなミスを犯さないことを約束しました。
加えて調査の過程で、BoAの手に渡る医薬品であることをまず話して、事実関係と証明資料などを誠実に釈明し、これによる調査を受けることになったBoAも誠実に調査に臨んだことを申し上げます。
当社は、このようなことが再発しないように、すべての従業員のために多方面の教育を強化する計画です。BoAも今回のことにより、多くの方々に迷惑をかけた部分について、申し訳ない気持ちを持っています。もう一度、心配をおかけした点を心からお詫び申し上げます。
~引用元:Wow!Korea
なぜ向精神薬を持ち込もうとした?
BoAさんは韓国で睡眠薬の処方を受けましたが、
体に合わなかったのか副作用が出てしまいました。
しかし、BoAさんはかつで日本で
活躍していたときに向精神薬を服用したため、
同じものを日本支社の社員がなんらかの形で入手し、
それを韓国の事務所の社員に送ったところ、
通関で発見されました。
【公式全文】BoAが検察召喚、所属事務所「向精神薬ゾルピデムの密輸はない、日本支社の従業員の無知のせい」(WoW!Korea)#Yahooニュースhttps://t.co/CDRTT2Huao あぁ、マイスリーの事か。入眠助ける奴ね。鬱が酷かった初期の頃飲んだ事あるなぁ。常用すると危険な薬ランキング上位に来るよね
— NJ-GD14-GF (@shinsainikatho) December 18, 2020
何が問題?
韓国側の法律違反
医薬品を輸入するときには、
許可を受けなければいけないところ、
それを知らなかった所属事務所の社員が
一切手続きを行わず、一般の荷物のように
送ってしまいました。
決して悪意があったり、
意図的に隠したわけではないとしていて、
韓国検察の捜査に全面的に協力しているそうです。
日本国内の法律違反
日本の法律では自分に処方された薬を
第3者に横流しすることは禁じられており、
これはこれで別の問題が発生しています。
向精神薬の扱いに関しては、
麻薬および向精神薬取締法
という法律によって、厳しく管理されています。
基本的なルールとして
・法律で定められた者以外との譲渡、譲受は禁止。
というものがあります。
麻薬および向精神薬取締法第66条の4には
「向精神薬を、みだりに譲渡し、
または譲り渡す目的で所持した者は三年以下の懲役に処する」
という罰則の記述があります。
今回はこの日本の法律にも違反している可能性があります。
まとめ
・SMエンタテインメントの日本支社社員の手続きミス
・BoAさんは韓国で睡眠薬を服用したが副作用が出た
・そのため日本から向精神薬「ゾルピデム」を取り寄せた
・日本の法律にも抵触している可能性あり
以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。