【激レアさん】UFOマニアがなぜ町おこし?スーパー公務員高野誠鮮さんのプロフィールが気になる!

2020年11月23日、テレビ朝日系で放送された「激レアさんを連れてきた。」で、

筋金入りのUFOマニアだったけど、ひょんな事から地元の市役所で働くことになった結果、強引にUFOで町おこしを達成してしまい伝説となった人

として紹介された高野誠鮮(たかの・じょうせん)さん。

一体どういう人物なのでしょうか?

高野さんが勤めた石川県羽咋市(はくいし)とはどういうところなのでしょうか?

ご紹介していきます

 

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プロフィール

・名前:高野誠鮮(たかの・じょうせん)

・生年月日:1955年11月2日

・出身地:石川県羽咋市

・最終学歴:立正大学仏教学部

1973年に石川県羽咋市から上京し日本テレビの放送作家となりました。番組は当時大人気だった「11PM」という深夜番組や、当時社会的にブームを巻き起こしていたUFO関連番組などを担当。ここで、番組制作のために様々なUFOに関する情報を収集し、UFOに関して非常に詳しくなります。

1984年には、実家のお寺を継がなければいけなくなりますが、お寺の仕事だけでは食べていくのが厳しかったため、地元の石川県羽咋市役所に臨時職員として勤務します。

あるとき公民館の古文書講座でUFO伝説の話を聞きます。江戸時代のUFO伝説があることを知ります(詳細は後述)。そして全国的に「ふるさと創生」として町おこし企画が盛んに行われていた時代でもあったため、高野さん一人で予算もつかない状態でUFOでまちづくりをするプロジェクトをスタートさせます。

1986年には宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」がオープン。羽咋市は石川県内を中心としてUFOの街として定着していきます。

2005年には農山漁村活性化計画に着手し、山間部の限界集落だった神子原にて神子原米を作り、ローマ法王に献上することとなりました。こういった様々な町おこしを成功させていることから、「スーパー公務員」と呼ばれることもあります。

その後は全国の大学の客員教授を務めたり、行政のアドバイザーを歴任。現在は日蓮宗の住職です。

 

宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」とは?

石川県羽咋市にある博物館です。建物自体UFOのような円盤の形をしていて、900席ある大ホール、市立図書館、研修室、博物館などを備えた施設です。敷地内にはアメリカ航空宇宙局(NASA)で打ち上げられたホンモノのロケット「レッドストーン・ロケット」の機体が置いてあります。全長26mほどのロケットで、宇宙空間に行くものではなく、元々弾道ミサイルとして作られたもので、弾道飛行(放物線を描くような飛行)を行ったものです。

建物内にはNASAから100年間の契約で借りた月面探査車や旧ソ連のホンモノの宇宙船が展示されています。

住所:〒925-0027 石川県羽咋市鶴多町免田25

TEL:0767-22-9888

FAX:0767-22-1947

開館時間:8:30~17:00(最終入場16:30)

休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)

入場料:

宇宙科学展示室

大人(高校生以上) 400円
小人(小中学生) 200円

幼児 無料

コスモシアター

大人(高校生以上) 500円
小人(小中学生) 300円

幼児 無料

この施設は「宇宙の出島 能登羽咋プロジェクト」と命名された企画により、国からの予算で建てられたもので、合計52億円だそうです。

 

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なぜ羽咋を宇宙の街に?

石川県羽咋市はよく未確認飛行物体の目撃例が多かった地域です。特に1980年代のUFOブームの際は、よく騒がれました。しかし実際、江戸時代の頃からこの羽咋市では、空飛ぶ円盤が目撃されていたという言い伝えが残っているそうです。

羽咋市の北側に位置する眉丈山(びじょうざん)あたりと飛んでいたとされ、UFOは「そうはちぼん」と呼ばれていました。そのUFOが見られた集落では、昔から遅くまで遊んでいる子供に対して
「そんな遅くまで遊んでいると、鍋のフタが降ってきて、さらわれるぞ!」
と言って帰宅を促す習慣が残っています。

【そうはちぼん】は、一の宮の権現様に「人を食いたい」と願いました。
権現様は「鶏の鳴かぬうちならいいだろう」と申されました。なんと、夕方から朝までなら、人を取って食っても良いとの許しを出したのです。
権現様のお許しをいただいた【そうはちぼん】は、夕暮れ時に羽坂の六所の宮より現れ、深夜2時ごろに良川の山を通り過ぎ、金丸あたりからうろうろしだし、柳田あたりまで移動します。やがて、鶏の鳴き声が聞こえますと、しかたなく六所の宮へと引き換えしていったといいます。

~出典:https://muplus.jp/

画像にもあるようち、「そうはちぼん」はUFOにそっくりですね。これを見た高野誠鮮さんは、UFOで町おこしすることを思いつきます。

・テレビ局勤務

・UFO番組の放送作家

・地元のUFO伝説

・国のふるさと創生事業

こういった様々なことが重なってできた企画なんですね。高野誠鮮さんしかできなかった企画というわけなんです。他にも羽咋市ではローマ法王に献上したことで有名なお米を、全世界に広めた人物でもあります。

 

様々なyoutubeチャンネルで動画のインタビュー・対談なども多数UPされています。中でも20分ほどの動画がありましたので、ご紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=1-601CEcfqM

 

 

ローマ法王にお米を献上

高野 誠鮮さんは石川県羽咋市神子原地区の町おこしも行いました。神子原地区は人口の半分以上が高齢者という限界集落です。

UFOで町おこしを成功させた高野 誠鮮さん。しかし、当時の上司とそりが合わず、「おまえみたいなヤツは農林水産課に飛ばしてやる」と告げられ、2002年に本当に農林水産課に異動されられます。そのころ、「過疎高齢化した集落の活性化」をマニフェストに掲げる新市長が当選。2005年4月に農林水産課内に「一・五次産業振興室」が新設され、そこで合計9個のプロジェクトに着手することになります。市長からは羽咋市内で最も人口減少が顕著で現回数楽と呼ばれていた神子原地区にて

(1)過疎高齢化集落を活性化する(2)農作物を1年以内にブランド化する

という命題が与えられます。

そして2009年時点では、下記のような改善を行うことができました

~出典:https://www.ashisuto.co.jp/

 

ブランド米を作り出す

神子原地区で作ったお米を普通に販売しても利益はたかが知れています。そこで高野誠鮮さんは、「ブランド戦略」の方針を選びます。

人は自分以外の人が持っている物を欲しがります。女優のグレース・ケリーが持っていたバックは「ケリーバック」と呼ばれるようになりました。では、高品質の米はどうすればいいか。とても影響力が高い人が召し上がってくれているとなれば、それだけでブランドになると思いました。そこで影響力の強い人を勝手に3名選び、すぐに実行に移したのです。

その3人というのが

・天皇陛下

・ローマ法王

・アメリカ大統領

です。なかなかこの人物までたどり着くことすら困難に思えますが、高野さんは様々なネットワークを駆使してたどり着きます。

 

この3名を選んだ理由がおもしろい

天皇陛下は日本の象徴であるため。全国民に天皇陛下に献上したお米ということが知られれば、ブランド力は大きく飛躍します。

アメリカ大統領は、「アメリカ=亜米利加」と書くので、米の国だからという単純な理由。

ローマ法王に関しては、神子原地区を英語で書くと「the Son of the God」。つまり神の子=イエスキリストを指します。このキリスト教徒11億人の頂点であるローマ法王にお米を食べてもらえば大きなブランド力がつくと考えたそうです。

 

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どうやってアプローチした?

天皇陛下の場合

石川県は旧加賀藩、つまり加賀藩を作り上げた前田家の現在の当主の方に「1年に1度でいいから天皇陛下に召し上がるお米にできないか」と相談を持ち掛けます。相談した時は前向きな反応でしたが、のちに断れてしまいました。

 

アメリカ大統領

次にFedex(国際的な物流会社)を使って、ホワイトハウス・大統領あてに5キロのお米を送りますが、受け取り拒否で返送されてしまいました。これには高野誠鮮さんも頭にきたそうです。

 

ローマ法王

次はローマ法王に手紙を書くことにしました。そこには「あなた様に召し上がっていただく可能性は1%もないのでしょうか」お願いという形ではなく質問状を送りました。日本にあるローマ法王庁大使館から高野誠鮮さんに電話が来ます。内容としては「大使が待っているから大使館にすぐ来るように」との連絡でした。そこで大使から

「神子原というのは、500人以下の小さな村ですね。バチカンは800人しかいない世界で一番小さい国です。私が小さな村と国の架け橋になりましょう」

という返事をいただき、お米をローマ法王に献上してくれることが決まりました。

過去、意外なことに日本からローマ法王にお米が献上されたことはなく、歴史上はじめてお米を献上したことにより、

「日本に、キリストの高原という聖なる地名が残っていた。そこから、法王様にお米が献上されることになった」

と報道されることになりました。結果的にこの神の子のお米は世界中に知れ渡ることになりました。

一番アプローチすることが難しそうなローマ法王に献上することが決まるなんで、すごいですね!逆に送り返されるアメリカ大統領(ホワイトハウス)の対応にはがっかりですね・・・

 

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ローマ法王に献上した後の世界の反応

世界各国から問い合わせが殺到。四谷の教会からも注文が入り、言い値で価格交渉すると見事成功。このことが日本の各メディアに取り上げられ、通常JAを通すと一俵13,000円のものが42,000円で販売することに成功します。

 

現在では公式サイトでオンラインショップも展開。ローマ法王に献上したお米だけでなく、そのお米を使ったお酒、お菓子、お茶なども販売しています。

オンラインショップはこちらからどうぞ

 

 

まとめ