2020年12月21日、落語家林家こん平さんが、死去していたことがわかりました。
日本テレビ系の「笑点」で活躍し、様々な年代から愛されていた林家こん平さん。
「1、2、3、チャラーン!」
という掛け声が特徴でしたが、
そのチャラーンとはどういった意味?
チャラーンの由来は何?
気になったのでご紹介します。
報道内容
報道によると、実際に亡くなったのは12月17日。
葬儀は12月19日に済ませていたそうです。
日テレ系「笑点」の解答者として知られる落語家の林家こん平(本名・笠井光男)さんが17日午後2時2分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去したことが21日、分かった。77歳。関係者によると葬儀・告別式は19日に近親者で済ませた。2005年7月に、難病の「多発性硬化症(MS)」であることを公表。一線からは退いたものの、一門の落語会や落語家仲間による卓球サークル「らくご卓球クラブ」では元気な姿を見せていた。最後まで再び高座に上がることを夢見ていたが、その願いはかなわなかった。
あふれんばかりの笑みで「1、2、3、チャラ~ン」と、ファンと共に声を合わせるこん平さんの姿を、もう見ることはできない。
~引用元:スポーツ報知
チャラーンって何?
スポーツ報知の記事には
「チャラ~ン」も、元々は同番組での自己紹介の締めから始まったものだった。
~引用元:スポーツ報知
と記載がありますが、
これだけ読んでも、チャラーンが何かという答えにはたどり着きません。
調べてみました!
チャラーンのきっかけ
元々は林家こん平さん一人で笑点の挨拶のときに
「チャラーン!」と叫んでいました。
しかし、2002年頃から観覧しているお客さんたちも、
林家こん平さんと同時に叫ぶようになり、
それがいつの間にか定着し、
「1、2、3」
とカウントダウンを行って
「チャラーン!」
と叫ぶようになりました。
wikipediaによると
挨拶の締めは、会場の観客と共に「1・2・3、チャラーン。こん平でーす!!」。大元は『佐渡おけさ』であり、こん平が挨拶でうれしいお知らせをするときにチャイムの代わりとして歌っていたものが、歌の冒頭の「チャラーン」の部分だけ残り、現在の形に至る。
~引用元:wikipedia
という記載がありました。
佐渡おけさとは何か?
林家こん平さんは
新潟県千谷沢村(現長岡市)
の出身です。
「ちやざわむら」
と読むのですが、それがなまって
「チャーザー村」
と紹介していましたね。
さて、佐渡おけさとは同じ新潟県佐渡地方に伝わる
いわば民謡です。
Youtubeに、その佐渡おけさがありました。
どこにも「チャラーン」なんていう歌詞はありませんね。
元々は、林家こん平さんが
挨拶する際に、何かいいお知らせを伝えるときに
この「佐渡おけさ」を歌っていたとされています。
おそらく冒頭の三味線の部分が
チャラーンの語源ではないでしょうか?
例えば、小梅太夫がネタの冒頭で
「チャンチャカチャチャン」
と口ずさんでいるような
感じだったのではないでしょうか。
参考までに小梅太夫の動画を載せます。
そして、その「佐渡おけさ」の歌が短くなっていき
「チャラーン」単発となっていったようです。
まとめ
・林家こん平さんは12月17日に亡くなる
・落語協会が死去を公表したのが12月21日
・チャラーンの由来は「佐渡おけさ」の三味線部分?
ご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございます。